2012/03/04

少しだけ整理

大好きな友達のお母さんが、亡くなった。
里帰り前、帯広空港に到着したときに半べそのお母さんからの電話で知った。
本当に本当に本当にビックリして信じられなくて、
思わずあっきママに電話して泣いてしまって心配かけた。反省。








おばちゃんちとは、小さい頃から仲良し。
一番上のお兄ちゃんも二番目のお兄ちゃんもちょうど同い年の姉弟がいて、一番下のわたしは、皆からすごくすごくすごく可愛がってもらってました。








わたしが外国に興味を持ったのも、おばちゃん家族のおかげ。
小さい頃、おばちゃんちのお庭でするBBQには、いつも外国人のお友達がいっぱいいたから。








大きくなっても大学に入学した時、就職した時、転職が決まった時、一時帰国の時、結婚が決まった時、なにかあるとすぐにその満面の笑みに会いたくて行ってた。









ちょうど去年の2月末でした。
おばちゃんが用事で帯広に遊びにきたんです。

まだそこら中に雪がたくさん残ってて一面銀世界で、おばちゃんは田舎道を通るたびに感動して
「おねがい。止めて止めて。」って。
おばちゃんを助手席に乗せながら私は嬉しくてなんだか誇らしい気分になったのを思い出した。
帰りがけに29歳の私にお小遣い、置いてってくれたっけ。







今考えたら、おばちゃんと2人で過ごしたのは初めてだった。
いつも一緒にお兄ちゃん達やお母さんやお父さんがいたし。
わざわざ帯広で2人っきりで過ごす時間があったこと。
すごく不思議でいろんな意味を考えてしまいます。でも、とても自然な時間だった。








そして。
おばちゃんの体から癌が見つかったのは、去年の8月。
あれから、6ヶ月。
限られた時間の中で精一杯生きて、みんなに支えられて、心の繋がりも感じれたと思う。
誰かが亡くなるといつも思い出すこの言葉。







「大切なものは目には見えないんだよ」
星の王子様が言った台詞です。ほんとにそう。









7月に里帰りした以来の東京。
おばちゃんにお線香をあげに行ってきました。まさか、でした。
一緒に行った幸福駅の木製ハガキが玄関に飾ってあるのを見つけて、もう涙が溢れて溢れて。







自分の人生の全部の事に心残りが無いって言ったら嘘だけど、
これからの毎日でゆっくりゆっくり大切なことを大事に毎日暮らしてこうとまた思えました。この広い世界でこうして出会えた事に、まず感謝。







心残りって打ったら、心のコリって変換された。
うん、心の凝りかもしれない。
すこしずつ、すこしずつ、これから心の凝りを無くしてこ。
もうすぐ、震災から1年。改めて、穏やかな当たり前の毎日に感謝しよう。
こうして気持ちを文字にしたら、ちょっとだけ受け止めれました。やっと落ち着いたと言うか。












本当は、もうちょっとだけ一緒に笑い合いたかったな。
おばちゃん、ありがとう。