なんということでしょう。(ビフォーアフター風に読んでね)
夫のジェラシーなんか気にしないで、ちらっと年始にお父さんとお母さんと3人でまたハワイ行ってきちゃいました。薄情だって言われたっていいんだもん。
寝てるお母さん...
お父さんの写真ばっかなのは理由があってね...。
前回のハワイは、私が嫁いでしばらくしてから。
震災があって、どうしても元気のでない私を気遣ってお父さんとお母さんがハワイに連れてってくれたんだった。
あれから3年経ってのハワイ。
着いて2日め、夜食べた大きな大きなステーキのせいか(少しレアすぎた)
次の日お母さんの具合が悪くなった。
その日は、レンタカーを借りてたから行く場所は決まってて。
お父さんお母さん乗せてビーチに行ったりしたけれど、お母さんは海も歩かずにひたすら休んでて。
お目当てのロコモコ屋さんに着いても、「お母さんは車で寝てるね。富美ちゃんと2人で食べてきて。」って力ない笑顔で言った。
ロコモコ並んで食べてたら
お父さんが、
「芳子、ちょっと辛そうだからホテルに一旦帰して2人でケーマートに行こうか」
わたしは、「お母さんは折角の旅行だから無理してでも一緒にいたいんじゃないかなぁ」
って言った。
お父さんは、「いや、あれは限界っぽいから休ませた方がいいな」
ホテルにお母さんを置いて、お父さんと2人でドライブがてら観光も。
夕ご飯前にホテルに帰ったら、笑顔のお母さんがそこにはいた。
「ありがとね、休ませてくれて。」
いつものお母さんに戻ってた。
このなんでもない出来事で、いつもやりたい放題のお父さんだけど、なんだ。さすが長年一緒にいるだけあるな。ちゃんと分かってるんだなぁって。
深夜、ベットで寝てるお母さんが、人形のように静かに眠っていて、
何度か起きて大丈夫か確認してた。
2人とも、もういい歳になってきてるんだ。
なにか感じるところがあった。
ハワイ旅行、懐かしい私の母校に寄ったり、お気に入りのビーチ行ったり、乗馬したり、
きちんと愉しんでるお母さんとお父さんを自分の目でしっかり焼き付けられた、いい旅になった。
「今度はあっきも一緒に、また来ようね」って。
いつでも私が帯広に帰るときは、町田駅のバス停まで見送りに来てくれるお母さん。
お決まりの手話。
「またすぐ帰っておいで。」
見送りのバスの窓越しのお母さん、絶対そう言うの見なくっても知ってるんだから。
こうして胸いっぱいになって帯広に帰るんです。